もし離婚することになったとき、親権はどうするか考えてありますか?

離婚はすんなり決まっても、親権で揉めるケースは多々あります。
お互い、血のつながった子ども。
簡単に「そっちにあげるよ」なんて言えないですよね。

そうなればパートナーと争わなくてはいけません。
相手が有責だからといって、簡単に親権がとれるとは限らないのです。

特に、裁判などに持ち込めば「子どもにとっては女親が必要」という結論になりかねません。
奥様の浮気が原因で離婚しようとです。

「お腹を痛めて産んだ子を、母親から奪うなんて」というのが一般的な考え方ですね。
そう。女親には、子が産まれる前からの絆があるのです。
母乳も女でないと出ませんし、中心になって子育てをしているのも大抵女性です。

これを覆すには、徹底的に証拠を集めるほかありません。
ネグレクトや身体的・性的虐待などの証拠なら、親権もとれやすいです。
「彼女は育児をしていません」「子どもにとって悪影響」と、裁判で訴えるのです。

もしくは、「離婚後は、自分のいる環境のほうが育児に向いている」とアピールするか。
就業時間を調整する、実家に帰る、といった準備を手早く進めることです。
「仕事より育児を優先できます。祖父や祖母も協力してくれます」と言える状況を作りましょう。

とはいっても、裁判になれば面倒なのは目に見えています。
男性で親権がほしいなら、示談のうちに決着をつけてしまうのがいいでしょう。

「慰謝料を減額する」「会社にはバラさない」など条件を譲歩し、その代わりに親権をもらうという手です。
「相手がされて一番困ること」を狙って譲歩すれば、渋々でも承諾するでしょう。