「証拠は揃っているのに、離婚や慰謝料請求がうまくいかないんです」
そんなケースがよくあります。
妻が不倫をしているのは確定。
不倫相手の情報も掴んでいる。
内容証明を送って、慰謝料請求の旨を伝えた。
なのに、ここからが進まない。
妻が離婚についてごねる。
不倫相手の態度がふてぶてしい。
慰謝料請求を飲もうとしない。
「こんなはずじゃあなかったのに」と思いますか?
いいえ、それが当たり前なのです。
離婚しますと言われて「分かりました」。
慰謝料と言われて「明日には振り込みますね」。
いくら有責といっても、これほど素直に応じる人がいるでしょうか?
離婚しますと言われれば「待って!離婚は絶対イヤ!許して!」。
慰謝料と言われれば「そんな大金あるわけないだろう!減額しろ!」。
こうなるのが普通ではありませんか。
不倫した二人に制裁を下し、きちんとケリを付けるのならスピードが大事です。
内容証明を届けたら、すぐさま話し合いの席を設ける。
ご自身、不倫した二人、不倫相手の配偶者が同席するのは勿論、それぞれの親を呼び出す。
証拠を突きつけ、慰謝料や離婚、親権などの条件をはっきりと伝える。
異論があるなら調停で話を進めることを伝える。
常に「相手に『ノー』と言われたらどうしようか」と考えておきましょう。
間髪を容れず、将棋のように相手を追いつめていくのです。
言い訳をする余裕を与えてはいけません。
同じ職場での不倫の場合は、上司を呼び出すのもいいかもしれません。
とにかく、どれだけの人に迷惑をかけたか?悪い事をしたのか?を理解させるようにしましょう。