無断駐車の調査に行ってきました。

「それって探偵の仕事なの?」とよく聞かれるんですが、そうなんです。
警察は民事不介入なので、動いてくれないんですよね。

駐車場の持ち主は、ご高齢のご夫妻。
借り主は、近くの企業にお勤めの30代男性(Aさん)でした。

早速、現場に伺って打ち合わせを。
ご夫妻を心配し、当日は県外の息子さんも参加してくださりました。

Aさんは朝7時40分頃に出社され、10時頃には同じ車で営業に出られるそうです。
その営業に出ている間に、知らない車が無断で駐車。

警察に言っても対応してもらえず。
とりあえずは、営業に出る際に張り紙をしたカラーコーンを置くようにしました。
が、わざわざコーンを退けてから駐車されてしまいます。

というわけで、無断駐車の犯人に直接訴えなければ話にならない状況でした。
我々のお仕事は『犯人探し』というわけです。

再び犯人が現れるのを待ち、証拠を撮りつつ尾行します。
車から降りてきたのは50代くらいの女性でした。
角の多い住宅地を通り、一軒のお宅に入ります。

写真を近所の方に見せて確認しましたら、市外に嫁いだ娘さんとのこと。
お母様の介護が必要になったので、週に何度か帰ってきているようです。

結果を、ご夫妻とAさんに報告。
話し合いの場が持たれました。

「母の介護で帰ってきたが、家には車を停める場所がない」
「しばらくしたら駐車場を探す予定だった」
との言い分でしたが、他人が契約している駐車場ですから許されるはずはありません。

後日、契約料の何割かを請求するという形になりました。