我々探偵が、調査を行う前に必ず行うのが下見調査です。
下見調査というのは読んで字のごとく「下見」の事です。
下見調査では主に現場状況を事前に確認して、実際の調査の時に慌てないようにするのが目的です。
現場となる建物の概要はもちろんの事、出入口、駐車場や自動車の確認、張り込み場所と推定されるポイント、道幅、人通りといった現場環境を確認し、実際の調査における参考情報にします。
現場環境を確認しておく事で、
・車を使った張り込みが出来るかどうか?
・近場にすぐ車を止められるような駐車場はあるか?
・周辺住民に怪しまれる事はないかどうか?
などといった不安を取り除く事ができます。
しかしながら、下見調査を行う探偵社は少ないと聞きます。
ちゃんとした下見調査を行うケースというのは、下見調査の必要性をクライアントに説き、クライアントがそれを納得して、依頼料金とは別に、下見調査の料金を支払ってもらった場合のみです。
若しくは、調査現場が事務所や探偵の自宅から近くて、楽に下見ができるときくらいともいえます。
もちろん下見調査を行えば当然経費がかかります。
その代わりに下見調査を行ったほうが様々な現場情報も得られ、不足の事態にも対応できるようになります。
(現実にはぶっつけ本番で調査を行ったとしても、何とかなるケースの方が多かったりします…)