一般的に想像されている「探偵の尾行」というのは、テレビドラマの影響によるものですが、本物の探偵とテレビドラマで登場している探偵というのは尾行の方法が違います。

ドラマに出てくる探偵というのは、放送時間も限られているせいか、決してばれる事はないし、撒かれる事もありません。
これは刑事ドラマでも言えますよね。

実際はどうかというと、「絶対に結果を出してやる!」という意気込みはあるのですが、それをうまく隠しつついかに不自然にならないように、慎重に慎重を重ねて尾行するのが刑事であり、探偵です。

「今日結果を出す!」という絶対条件のもとに、「どこで撒かれてもいいよ、何日でも尾行してあげるよ。」というスタンスで挑まなければ、尾行というのはばれる可能性が大きいからです。

クライアントからしてみれば、限られた日数で、限られた調査しかできないのですからそんなスタンスじゃぁ困るという人も中にはいるかもしれません。
でも尾行はばれたらそこで終了です。次はありません。

時にはビデオカメラのアングルぎりぎりのところにまで距離をとるような尾行もあります。
電柱に隠れて尾行するというドラマのような事はしません。

ばれない尾行だからこその成果がついてきて、ばれない尾行だからこその結果がうまれるんだと思っています。