別の探偵社に依頼したが、思うような結果が出ない……。
そのような理由で我々の探偵社にご相談くださる方もいます。

もちろん、依頼人の勘違いであるケースもあります。
「最近朝帰りが多いのは、浮気しているからだ!」と思っていたけど、本当にただの残業だったとか。
浮気しそうな相手はいたけど、結局勇気がなくてホテルに行くまでの関係にならなかったとか。

しかし中には、探偵の怠慢で調査が進まないという悪質なケースも、少なからず存在するのです。

市内にお住まいの武田さん(仮名・男性)は、娘さんの交際相手について調査を依頼していました。
いきなり家に連れてきて「結婚する」というので探偵に調査を依頼したとのことでした。
依頼した先は、同じく市内の探偵社です。

しかし、待てど暮らせど報告がきません。
「どうなっていますか?」と電話すると「調査中です」「ちゃんとやってますから」という返事だけ。
しかも、調査期間を延期しなければならないからと、その費用を請求されたのだとか。

調査期間の延期は、確かにありえることです。
人探しなどは手がかりの数によって難しい場合がありますし、ターゲットが長期不在だと調べようがありません。
さらに、尾行や張り込みを警戒されていて近寄れない場合にも時間がかかります。

ただ、理由も述べず「調査中です」で済ませるところを見ると、探偵の怠慢である可能性が大きいですね。
調査費用を必要以上に搾取する意図もありそうです。

予防するためには、打ち合わせ時に調査期間を決めておくことです。
依頼内容をシンプルにし、調査期間を短期間にします。
追加で調べてほしいことがあれば、そのあとに依頼しましょう。

期間が長くなる場合には、中間報告の期限も決めたほうがいいですね。