ちまたでは「浮気はして当たり前」とか「浮気は甲斐性」なんて言葉もはやったりしたことがありました。
これはあくまで「している側」の言い分なので、浮気に関しては、男も女も関係なく浮気を何とか肯定できる意見を評価したがります。
でも浮気されている側からしてみたら、浮気なんてたまったもんじゃありません。
浮気で済むならまだしも、「本気」になってしまう方も大勢います。
探偵として調査をしていると、そういった方々をどうしても見てしまいますが、クライアントの怒りは半端なものではありません。
「私たち本気なんです」
たまたま結果報告を一緒にした夫婦間で話していた内容です。
浮気から本気になることなど、実は特に珍しい事ではないんです。
浮気される側に決定的な欠点(浮気癖、浪費癖等)がなければ、そりゃあ世の中の異性が良く見えるに決まっています。
これはもうどうしようもないです。
でも、浮気される側にそういった欠点がない、いわゆる「行きずりの浮気」から浮気をして、錯覚的に「本気」と思い込んだカップルほど悲惨なものはありません。
浮気をした側(両方)は、場合によっては慰謝料請求をされます。
不倫関係というのは非常にリスクの高い遊びで、それを本気と錯覚し一緒にい続けるというのは、難しいものです。
ライバルがいてこそ楽しめた関係というのもありますから、少しした問題で破談したり、喧嘩が増えたりするわけです。
そこで本当の自分に気づいたところで後の祭り。
お金は取られるは、財産分与で取られるわ、相手はいなくなるわで、良いことはありません。
浮気は下手なギャンブルより危険な遊びです。