前回、女性だって浮気するというお話をしましたね。

しかし、それら全てを「浮気性」「男好き」「淫乱」と断定することはできません。
中には仕事の契約に行った先で、枕営業を迫られるケースもあります。
枕営業といえば自分から体をエサにする人もいますが、予期せず関係を求められることもあるのです。

以前に、ご主人から依頼をいただいて生保レディーの奥様を調査しました。
ご主人も枕営業の噂を知っておられました。
仕事の帰りが突然遅くなる日があるとのことで、奥様の身を心配されていました。

調査期間は一週間。
彼女が枕営業を行っているという話は聞かれませんでした。

やっぱり単なる心配のし過ぎか、と思った数日後。
会社を後にした奥様が、家とは別の方向に帰っていきました。

車内でメイクを直し、昼間営業に回ったお客さんの元を再度訪ねたようです。

彼女は一時間ほどで出てきましたが、明らかに挙動不審です。
契約に失敗し、落ち込んでいるのとも様子が違う。
チラチラと周りの目を気にしながら、足早に車へ乗り込んでいきました。

車の中でしばしワッと泣くと、涙を拭いて、車を家へと走らせます。

「話を聞くから、営業時間外に来てくれ」とでも言われたのでしょう。
そこで関係を求められたのだろうと推測しました。
一週間の調査だったので、こういった事がどれくらいの頻度で起こっているのかも分かりませんでした。

ラブホテルに入ったわけではありませんし、決定的に枕営業の現場を抑えたわけでもありません。
とりあえず、ここまでのことをご主人に報告。
「仕事を辞められないのか相談してみます」とのことでした。