探偵社には浮気調査を筆頭に、行方調査、盗聴器調査から最近では心霊調査等の相談がまいこんできます。

もちろんご相談者からしてみると「解決して欲しい問題」として相談するわけです。
しかし探偵の役目というが「解決」というだけではありません。

例えば浮気問題。
ご相談者は少し悩んだからフラッと探偵社に相談するわけではありません。
悩みに悩んで、夜も寝ることも出来ない位悩んで、それでも誰にも相談出来ることのない内容だからこそ、探偵社に相談します。

なので一番初めの段階では探偵は「カウンセラー」の役割に近い存在となります。

もちろん最終的なゴールは「解決」ですし、ただのお悩み相談室ではありませんので「悩みを深く深く聞き入れながら」そして「解決への最短ルートを確保」するイメージで調査を行います。

クライアントとなる方は、気が動転していたりするため、まれに何を言っているのかさっぱり分からない人もいます。

そうなると出来る調査も出来なくなりますから、カウンセリングを始めます。
そうすると今まで見えてこなかった問題も見えてき始め、解決しやすくなるんですね。

クライアントは今まで相談出来ずに貯めていたストレスから開放されたような感じになるそうです。
もちろんその時点では全然解決はしていないんですが、それでも「信頼できる人に話することが出来た」という間隔は、悩んで夜も寝れなかった状態から開放してくれるようです。

探偵として解決だけが仕事ではありません。
人それぞれ、案件それぞれで探偵の役目というのは変化していくものだと感じています。