探偵をしていると「探偵って違法にならないの?」という質問をたまにお受けします。

切羽詰まった状況で相談に来られる依頼人などは気にしないことも多いですが、誰もがちょっとは気になっていることなのかもしれません。

結論から言うと「違法ではありません」。

もちろん探偵である私が「違法ですよ」なんて言っちゃうわけがないのでしょうが……。

皆さんにも分かりやすいように、簡単に説明させていただきます。
簡単に言うと、探偵業(調査すること)を禁止する法律はないので違法にならない、ということになります。

ですが、調査の方法によっては違法に問われることはあります。

例えば、ターゲットの家に勝手に上がり込み部屋を物色した場合など。
これは紛れもなく「家宅侵入」「不法侵入」ですよね。

中には無知であったり、無茶な調査をする探偵もいます。

依頼人の皆さまに慎重になっていただきたいのが、そういった探偵を選ばないようにすること。

見極めは難しいでしょうが、適当に探偵社を選ぶことだけはしないでいただきたく思います。
調査の方法さえ注意すれば、とくに違法になることはありません。

「個人情報保護法に引っかかるのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、この法律が禁止しているのは「調べること」ではなく「明確な目的なしに不特定多数に開示すること」なのです。

これに探偵の仕事は該当しません。

そして、「個人情報保護法」が適用されるのは、過去6ヶ月以内に5000件以上の個人情報を取得している者についてです。大企業なら当てはまりますが、探偵社や興信所が半年で5000件ものターゲットを調査することはまずないでしょう。

あなたが探偵に依頼をすることは、犯罪の片棒を担ぐようなことにはなりません。
どうぞご安心くださいね。